災害はいつどこで起きるか予測が難しいため、事前の備えが非常に重要です。
突然の地震、台風、洪水などの災害に直面した際、適切な準備ができていれば、自分や家族の安全を守ることができます。
この記事では、災害に備え準備しておくべき重要な項目をピックアップしてご紹介します。
日常の中でできることから始めて、いざという時に備えましょう。
準備するべき5つのこと
防災カバンを準備する
非常用の防災カバンは、災害が発生した際にすぐに持ち出せるように準備しておくべき最も基本的なアイテムです。このバッグには、以下のようなものを入れておくと良いでしょう。
これらのアイテムを常に持ち出せるようにし、自宅の玄関や車の中など、すぐにアクセスできる場所に置いておくと安心です。
また、これらの防災グッズを一つにまとめた防災カバンについては、過去記事にも掲載しているので、そちらも参考にしてみてください。
緊急連絡手段の用意
スマートフォンは情報収集や連絡手段にとても便利ですが、過去の災害では公共電波が乱れたり、インターネットが使えなくなる事例が多々ありました。仮にインターネットが使えたとしても、停電により充電ができなくなるようなケースもあります。
緊急時に備えて以下の対策を考えておくことが重要です。
スマホが使えないケースの対策
- 無線機やトランシーバーの利用:
- インターネットや電話回線が使えない場合に備えて、家族や近隣住民と連絡を取るための無線機やトランシーバーを用意することを検討しましょう。これは特に山間部や通信インフラが不安定な地域で有効です。
- 災害伝言ダイヤル(171)の使用:
- 災害時、通信が途絶した場合の緊急連絡手段として「災害伝言ダイヤル(171)」の利用が推奨されています。このサービスは、固定電話や公衆電話を使って、簡単に家族や知人にメッセージを残すことができます。事前に家族全員で使い方を確認しておくと安心です。
- 緊急情報カードの作成:
- 紙に緊急連絡先や重要な情報(家族の連絡先、避難場所など)を書き留めた「緊急情報カード」を作成し、常に持ち歩くようにしましょう。スマートフォンが使えなくなった場合でも、これがあれば安心です。
- 地域の災害時ラジオ局を知っておく:
- 地域ごとに設定されている災害時ラジオ局(コミュニティFMなど)の周波数を確認し、非常時に備えてラジオを用意しておくことも重要です。ラジオは電池で動作し、最新の災害情報を入手する手段として有効です。
- モバイルバッテリーの確保
- スマートフォンのバッテリーが切れることを防ぐために、モバイルバッテリーを常備しておくことが重要です。災害時は長時間の停電が発生する可能性があるため、充電回数の多い大容量のバッテリーが望ましいです。
家族との避難計画を立てておく
災害が発生した際に家族が一緒にいるとは限りません。事前に家族全員で避難計画を話し合い、誰がどこに避難するのか、どうやって連絡を取るのかを確認しておくことが重要です。
- 避難場所を決める(近隣の学校、公園など)
- 集合場所を複数設定する(家の前、近所のコンビニなど)
- 非常時の連絡手段(公衆電話、緊急連絡メール)を確認
- 家族の間で避難訓練を行い、実際の状況に備える
家の安全対策を強化する
自宅の耐震対策や防火対策を行うことで、災害による被害を最小限に抑えることができます。
- 家具や家電製品を固定する
- 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
- 火災警報器や消火器を設置する
- 防災ブレーカーの設置を検討する
- ガスや水道の緊急遮断装置を確認し、操作方法を家族全員で共有する
災害情報の入手手段を確保する
災害時には最新の情報を入手することが非常に重要です。正確で迅速な情報を得るために、以下の手段を確保しておきましょう。
- 携帯ラジオを常備し、電池の予備も用意
- スマートフォンの防災アプリをインストール(NHKニュース防災アプリなど)
- 防災情報サイトやSNSアカウントをフォロー
- テレビのニュース番組を定期的に確認する
まとめ
災害への備えは、日常生活の中で少しずつ進めていくことが大切です。
非常用の防災バッグの用意や、事前に家族との連絡方法や避難計画を確認しておくことで、いざという時に迅速に対応できる準備が整います。
また、自宅の安全対策を強化し、最新の災害情報を入手する手段を持つことで、災害時のリスクを大幅に減らすことが可能になります。
災害はいつ発生するかわからない。
だからこそ、今すぐできることから始めて、あなた自身と大切な人たちの安全を守れるようにしましょう。