【独身戦記_第7話】梅雨と課長と髪の毛と

日記

多くの人にとって憂鬱な一日であろう月曜日。

週の始まりというだけで気分はどにょりするにも関わらず、先日から関東も本格的に梅雨入りということで、ダブルパンチでテンション下がる今日という一日。

人それぞれ梅雨が嫌いな理由はあると思うけど、とにかく髪がうねり散らすのが嫌。

私の場合、普段からくせ毛のせいで髪の毛たちがあっちにいったりこっちにいったり腹立たしい毎日を送っているというのに、雨と湿気のせいでさらに毛の回転数が伸びている。

いつもはダブルトウループくらいの毛の回転が、梅雨時期は4回転サルコウくらいまで回転数を伸ばしている。この短期間での成長は、羽生結弦くんもびっくりしてるくらいだと思う。

だいたいね、もう37歳なわけだから、年齢的に毛量だって薄くなってきているわけで。加えて課長という業務柄、日々責任とストレスから、そりゃ私の髪の毛だって「もうこんなお家嫌だ~!」って家出しちゃうわけです。

特に前頭部おでこあたりは家出が激しくて、髪の毛がまとまっている時であれば「どこからでもかかってきなさい」って感じで強気で余裕の笑みを見せているものの、湿気で分散されてしまうとあら不思議。さっきまでの威厳はどこへ?ってくらい、弱気なおでこがこんにちはする。「あっ、どうも。さっきは威張ってすみませんでした……」って照れ笑い見せてる。

前髪それぞれが別々の方向むいちゃっているもんだから隙間だらけで。

鉄壁の防御は朝の10時くらい。とにかくキープ力がない。キープ力ゼロ。10時以降は徐々におでこがこんにちはしていく。毛たちがフィギュアスケートやりだしてジャンプの練習も始まる。

ダメ元でストレートパーマを部分的にかけてみたんだけど全然ダメで、大気中の湿気たちにはかないっこない。まるで無意味。湿気の圧倒的強さ。

うちの会社じゃ37歳くらいで課長はけっこう珍しく、将来の有望株として期待されている。にも拘わらず、髪の毛はまったく期待されていない。むしろ期待を裏切る事態。

ふ~参った。

根本的な原因は毛量が少なくなっていることにあるわけで、そろそろAGA治療に手をだすか……と本気で考えた、そんな週の初めでした。

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